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2009.09.01

「アーティスト内藤礼さんの作品」

昨晩から風雨をもたらしてきた台風は、関東をニアミスして過ぎ去ったようだ。

先日、アーティストの内藤礼さんにお話を伺う機会を得た。
内藤礼さんは、インスタレーションを多く制作される現代美術作家だ。

1997年に、現代美術のオリンピックともいうべきヴェネチア・ビエンナーレ
に出品した『地上にひとつの場所を』という作品では、
鑑賞者を一人ずつ数分間だけ招き入れる方法をとったため長蛇の列となった。

05

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2001年には香川県直島の古民家「きんざ」に『地上にひとつの場所を』
の直島ヴァージョン『このことを』を設置。
Artkinza

ここも、同様の鑑賞スタイルをとっており、鑑賞には予約が必要となっている。

内藤さんの作品は、写真集でしか知らなかったのだが、
この鑑賞スタイルに拘る理由がずっと気になっていた。

お話によると、
拘るのは、スタイルではなく鑑賞する「空間がもたらすもの」。
それを、すごく大切にされている。

例えば、鑑賞空間に他の鑑賞者やモノが入ってしまうことで、
その空間の意味は変わってしまう。
すなわち、そこから感じるものも変わってしまうということ。
逆も然り。
その空間にあるものが1つでもなくなると、その空間の意味合いは、
やはり変わってしまう。
それが、肉眼では気がつかないわずかなものであったとしても。

・・・感じることはできるのだ。

内藤さんの作品は、
芸術とは、鑑賞者自ら感じ取るものだと教えてくれる。
そして、何のために地上に「生」を受けたのか、
何のためこの時代、この場所、この空間で生きているのかを
模索するひとつのきっかけを与えてくれるようだ。

内藤さんの作品は、
自分の「美意識」と「生」と向き合う、そんな時間を
与えてくれるのではないだろうか。

今度、直島に行ってそれを確かめてみたい。

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コメント

(^o^)丿

直島の家プロジェクトは、僕も聞いていて行ってみたいなーでしたが、これはそこのひとつですね、知りませんでした。
機会を見つけて、訪れてみたいものです。

投稿: 仁 | 2009.09.01 11:15

仁さん

コメントありがとうございます。
美意識の違いは人それぞれの経験によるものと、
普遍的なものがあるように思います。
大事なのは、どう感じることができるかということです。

その意味では、
内藤さんは造形、絵画、フォト、そしてインスタレーション
様々な表現方式のカテゴライズは無意味であるとおっしゃっています。

今度、古都京都というインスタレーションに訪れ、
今の自分と対話してみたいです。
また一緒にいきましょう!

投稿: 123_S401 | 2009.09.02 00:09

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