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2010.01.28

「鎌倉で内藤礼さんの作品と出会う」

先日、アーティストの内藤礼さんの作品と出会うために久々に鎌倉を訪れた。

神奈川県立美術館・鎌倉。

内藤礼さんは、「地上の生と世界の連続性」をテーマに創作活動を続けている。
私は、折に触れて内藤さんの作品と出会いたくなる。

Naito1_2

今回の内藤さんの個展は、美術館全体がインスタレーション。
建物全体を使って表現されている。

一番印象的だったのが、第一展示室:『地上はどんなところだったか』。

それは薄暗い空間
。そして、ほのかな光。

Naito2

驚いたのは、
作品がディスプレイされているショーケースの中に自ら入って
作品を鑑賞することができる。

私が知る限りでは、
内藤さんは、作品と「いかに出会うか」ということを大事にしてきた。
その「出会い方」によって、作品から伝わるイメージは変わるからだ。

ヴェニス・ビエンナーレの『地上にひとつの場所を』。
Naito4

そして、直島・家プロジェクト、『このことを』。
Artkinza

どちらも鑑賞者を一人ずつ招き入れ、作品と向き合うスタイルだ。

しかし、今回の展示は、これまでの逆。
多くの人が同時に鑑賞できるだけでなく、ショーケースの外側からも、
内側からも鑑賞できる。

Naitou5

これは、外から鑑賞している人にとっては、
ショーケースの中で
鑑賞している人も作品の一部となる。
作品『地上はどんなところだったか』との「出会い」は、
主観であると同時に、客観を意識せざるをえない。

内側と、そして外側。 内面と、外面。

『地上はどんなところだったか』
このタイトルは、生へと回帰する自己への問いなのだろうか。
自分が今ここいる意味は、自分で探すしかない。
むしろ、そのために、生まれきたのかもしれない。

今回の長い個展のタイトル、
『すべて動物は、世界の中にちょうど水の中に水があるように存在している』
これは、ジョルジュ・バタイユ「宗教の理論」の一節からの引用とのこと。

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