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2010.06.07

「京都の山野を歩く」

京都の面白さは、洛中より洛外にあるのかもしれない。
白洲正子さんは、それを自ら実践して歩いた。
無心で山野を歩き、寺社を訪ね、日本人の魂を探求している。

さて、
京都の山野を歩くには、ちょうどよい季節となった。

名古屋へ出張した折、京都へと足を向ける。
前回、京都を訪れたのは、まだ桜の残る4月。

約一ヶ月ぶりの京都だ。

洛中は歩き回ってきたが、洛外の山野となると知識も意識も未だ遠い。
そこで、今回は京都に在住する知人に頼んで
鞍馬山から貴船山へと一緒に歩いてもらうことにした。

鞍馬山へは、
叡山電車「出町柳駅」から終点の「鞍馬」を目指す。

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鞍馬山は、ご存知「鞍馬天狗」(大佛次郎)小説でも有名。
また源義経が幼少期(遮那王)、源氏再興を目指し修行した山でもある。

そして、そこにあるお寺が「鞍馬寺」だ。

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駅から仁王門をくぐり、九十九折りの道を登ったところに、鞍馬寺の金堂がある。

金堂とは、本尊が配置される仏殿。
鞍馬寺の本尊は、毘沙門天と千手観音菩薩、護法魔王尊の三身一体で「尊天」という。

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実は、唯一宗教法人が運営しているケーブルカーがここにある。
高齢者の参詣者のためらしいが、100円の寄付金が必要。

ちなみに、鞍馬山の標高は584m。

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その途中には、古の杉の神。そして、義経公の供養塔。

そして、その坂道を登りきった先には、パワースポット!?

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金堂の前面。この中央に立つと、力がみなぎる・・・らしい。

そして、さらに山奥へと続く道が・・・

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ここから先に、奥の院がある。
さらに、山を登っていく。

途中には、奥州へ下る義経が名残惜しみ背を比べたという石、「義経公背比石」。
登山者を遮るかのように、木の根が道を這う。

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そして、この木の根道の先に、奥の院「魔王殿」がある。
なんとも、ドラマ「怪物君」に登場してきそうな名称だ(笑)

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650万年前に金星から魔王尊(フナト・クマラ)が舞い降りたという。
なんとも、神秘的・・・!?

木の根道を少し下っていくと、貴船川のせせらぎが聞こえてくる。
川に出たところが、仁王門から続く西門となる。

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貴船川といえば、川床(かわどこ)で有名。
5月1日から楽しめる。

早速、お昼ご飯に鮎料理を川床でいただくことにした。
20軒ほどの店が並ぶ。
料理は、3500〜8000円くらいが相場のようだった。

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川のせせらぎが心地よい。
陽が陰ると少々肌寒いが、そのぶん湯豆腐が美味しく感じる。

お腹を満たしたところで、次は水の神、貴船神社・奥宮へと向かう。

貴船(きぶね)は、「気生根」と書かれることもあり、大地の「気」の生じる
場所という。

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また、社名の由来を「黄船」とし、
玉依姫命が乗ってきた船が小石に覆われたものとも伝えられている。

奥宮から下り本社へ。

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水神を奉り、昔から雨乞いの社として信仰されてきた。
ここで、おしろい「おみくじ」に出会った。「水占おみくじ」。

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湧き出るご神水につけると、占いが浮き出る仕組みになっている。
結果は・・・

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末吉(滝汗)。
「いい運に恵まれますように」と祈りながら境内に結んだ。

そして、いよいよ叡山電車「貴船口駅」へと歩く。
途中、まっすぐな杉林が続く。

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再び、叡山電車。

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帰路についた車中で想う。
無心で歩く、山野で感じるものとは何か・・・。

和泉式部は詠う。
「もの思へば沢の蛍も我が身より あくがれいづる魂かとぞ見る」
<思い悩んでいると、沢を飛ぶ螢の光も我が身から抜け出た魂かと見える>

自己との対面。自分自身への回帰。
それは、かつて義経公が鞍馬山の修行で感じたものではあるまいか。

京都のパワースポット。
たしかに人に何かを感じさせる力があるようだ。

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