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2010.10.30

「小さきもの」

「小さき者へ」
という有島武郎の作品がある。

妻を失ってしまった作家が、隣で寝ている三人の子供に向けて
手紙を綴っているような文章だ。

学生のころ読んだことのあるこの文章も、
子供をもって、今あらためて読み直していみるとやけに沁みる。

私が好きな、最後の部分を引用してみよう。

****最後を引用****
小さき者よ。
不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ。前途は遠い。そして暗い。
然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者よ。
*************

有島武郎の現代人には鼻につきそうな表現も、私は嫌いではない。
「平凡人の手紙」や「生まれ出づる悩み」にみられる、
まわりくどいとさえ思われる擬人法や描写も深夜のコーヒーに合う。

ちなみに、「小さき者へ」は大正七年に発表されている。
これらは青空文庫にも入っているので、ぜひ読んでみるといい。

ところで、
もうひとつ気になる「小さきもの」がある。
先日発表された11.6インチのMacbookAirだ。

AppleStoreで、実際に触ってみたが確かに13.3インチより一回り小さい。

Macbookair1113

<11.6インチMacbookAir スペック>

プロセッサ:1.4GHz Core 2 Duo (オプションで1.6GHz)。
メモリ:オンボード2GB、最大4GB。
ストレージ:64GBまたは128GB SSD。
厚さ:3mm ~ 17mm。
重さ:1.06kg。 ディスプレイ:1366 x 768。


Macbookair116

実際に持ち比べてみると、個人的には見た目ほど大きな差異は感じられない。
ただ、カバン等にいれたときの納まりが違うと思われる。

現在所有している13.3MacbookProは、ドライブを使用する機会があまりないので、
少々気になっている(笑)
しかし、ドライブは外出したときに映画もみられるので捨てがたい。
(あ、外付け分離方式もあるか!)

そして、さらにもうひとつ。
昨日、「小さきもの」を購入した。

最新型のiPod nanoだ。カラーはグラフィアト。
8Gモデルだが、アーカイビングしながらもち歩くわけではないので十分。

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そのものも小さいが、パッケージの小ささに驚かされる。
さながら、指輪ケースのような大きさ。

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これで、我が家のiPodは、全部で4機となった。

「なにもなにも ちいさきものわ みなうつくし」

(枕草子 146段)

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2010.10.27

「上高地の大自然に挑む」

先日、念願であった秋の上高地を訪れる機会を得た。

早朝5時に都内を出発。 中央道を松本に向かってひた走り、
8時半頃に高地の麓「沢度」に到着した。

上高地では、自然保護のためにマイカーを規制している。
「釜トンネル」から先は、バスかタクシーでしか入る事を許されない。

今回はタクシーでこのトンネルをくぐり、「明神池」上高地観光センターまで行く。
タクシーの料金は4000円ほど。 数人で相乗りするのが理想的だ。

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  (上高地観光センター)                (SUUNTO 高度計1470m)

時刻は9時。
この地点の標高は、SUUNTOで1470mと表示。

ここで、2ケ入り400円の高級おむすびを購入し、
いざ、トレッキングへと出発する。

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  (トレッキングマップ)                           (梓川)

まずは、「梓川」沿いのなだらかなアプローチを歩いていく。

天候に恵まれ、樹々が青い空に映えていた。
樹木に囲まれ、山道はマイナスイオンがあふれて心地よい。

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        (梓川 遠景)                         (川沿いの道から)

光があふれ、
日陰の黒と、陽のあたった緑が美的なコントラストを生み出していた。
人の手が入っていない自然風景は、どこまでも人の心を惹き付ける。

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              (穂高山 登山マップ)                   (横尾キャンプ場)

横尾野営場。
ここでキャンプして、早朝から登山する人も多い。

この辺りから、山道は徐々に勾配がきつくなっていく。


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        (横尾大橋)                         (徐々に勾配がつく)

横尾大橋あたりで、トレッキングから登山の領域へと入る。

大きな岩が、それを乗り越えようとする登山者の負荷となる。
しかし、その負荷を乗り越えた先に、それ以上の期待と達成感が
あるからこそ、次の一歩が踏み出せる。



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標高が高くなるにつれ、樹々が色づき、自然のキャンバスを紅く染める。
その景色に、充足感が満ちてくる。

まもなく、「涸沢」。カールが眼前に開けた。

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       (涸沢カールとテント)                     (涸沢小屋)

「涸沢」でも、キャンプをして登頂を目指す人々が多い。
我々は、軟弱なので!?山小屋を予約済み。

今回は、「涸沢小屋」にお世話になった。

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     (涸沢小屋の標高は2350m)                (SUUNTO 高度計2275m)

SUUNTOとの差は、75mほど。正確な計測をするためには適宜設定が必要。
また、5m刻みの表示なので、今回はその増減に注目して使用した。


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  (MERRELLカメレオン2と下にはテント)                      (ジョッキ大生!?)

疲れた足をブラブラさせると、眼下には色とりどりのテントが。
トレッキングシューズのMERRELLカメレオン2で、ここまで順調に登れた。

陽が陰ると、フリースなしではいられないくらいの寒さだが、
やはりここはビールが必須だろう。

この紅葉の季節は、山小屋の最盛期ということもあって、
部屋は大変なにぎわいであった。
敷き布団2枚を、3人で使用するほど。

翌朝。
朝4時半に強制的に山小屋は電気がつき、起こされる。
我々も、7時前に出発して奥穂高を目指す。


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      (涸沢パノラマコース)                       (鎖場)

「涸沢」からさらに登ると、岩山が増え、傾斜もさらにきつくなってゆく。
鎖場もあって、少々危険な香りも楽しめる!?

1時間ほど登ると、「穂高岳山荘」が見えてくる。
この「穂高岳山荘」で、すでに3100mに到達している。

そして、その向こうが奥穂高山の頂上となる。もう少しで、頂上だ!


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ところが、
ここで大量のガスが降ってきた。
前方の視界が遮られ、登頂が困難な状況がしばらく続いた。

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この日は、出発地点の「明神池」まで帰らなくてはならないため、
今回はやむなくここで引きかえすこととした。


さて、
下りは、登りより楽!?というのは気のせいである。
かなりヒザに負担をかける。

実際、登りよりもキツい部分も多い。
それでも17時までに下山しないと閉門されてしまうというので、先を急いだ。

下りの岩場では、トレッキング向けのMERRELLカメレオン2よりも、
固くしっかりと足を守る登山靴のほうが適しているかもしれない。
筋力が落ちてくると、踏み込みが甘くなるのだ。

振り返ると、「穂高岳山荘」がすでにかなり遠くなっていた。
すでに、針の先ほどだ。

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そして、
さらに遠くなる、涸沢小屋と涸沢ヒュッテ。

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遠方に、剣岳が見えた。(中央の尖っている山)
いつかは登頂してみたいものだ。

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17時。ようやく「徳沢」をすぎた。
なだらかな、アプローチを下ってゆく。

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         (道案内板)                   (オマケ:上高地の野生の!?サル)

少し暗くなりはじめたころ、「明神池」まで無事下山。
再びタクシーにて、「沢渡」までの帰路についた・・・。


大自然との邂逅が、ここ「上高地」にはあった。

そして、
山を登ることは、まさに己を知ることに通じると知った。
是非また挑戦したい。

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2010.10.03

「アウトドアのための腕時計」

ここ最近の休日は、高尾山に行ったり清里高原を歩いたりなど、
アウトドアの機会が増えてきた。
すると、そんなシーンで活躍してくれる新しい時計が欲しくなる。

普段は、ブライトリングの機械式時計を愛用してるのだが、
山や高原を歩いていると、標高や東西南北、気圧の変化が気になる。
また、そんな情報を確認しながら、自然を探索するのもおもしろい。

これまでは、
気圧計と高度計を搭載したカシオG-SHOCK DW6500愛用してきた。
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機能:気圧/高度/水深計(左突出部がセンサー)ストップウォッチ/
    マルチアラーム/カレンダー/LEDライト/20気圧防水 

気がつけば、10以上年前、独身の頃に購入したものであり(笑)、
最近では、液晶面の焼きつきが出て、数値が読みにくくなってきていた。

そこで、同様の機能を備えるデジタル腕時計を購入することにした。

堅牢なカシオのPRO TRECKシリーズとも悩んだが、
今回は、デザインが好みのSUUNTOのアウトドアシリーズVECTORにした。


SUUNTOは、フィンランドのアウトドアスポーツ機器メーカー。
昔は、軍用計測機器なども作っていた老舗。
なかでも、このVECTORシリーズは古くからある定番モデルである。

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機能:気圧/高度/温度/デジタルコンパス/ストップウォッチ&タイマー/
    アラーム/ELバックライト/3気圧防水

カラーは、ライムグリーンをセレクト。

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少し前に購入したお気に入りのトレッキングシューズの
MERRELLカメレオンⅡストームと同色系にしている(笑)

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ちなみに、このカメレオンⅡストームは、夏にブラックを購入している。

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大変使いやすく、自分の足に合っていたので買い増ししてしまった。
タウンユースにブラック。
トレッキングにグリーンと分けて使っている。

来週は、2回のトレッキングが予定されているので活躍してくれるだろう。

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