« 「スバル軽生産終了と出会いと別れ」 | トップページ | 「BRZに乗って感じたもの」 »

2012.03.18

「次の出会いに期待するもの」

スバルとトヨタの出会いは、BRZ(86)という新たな思想を生み出した。

それは、低重心の水平対向エンジンを、フロントミッドシップにレイアウトした
FRスポーツということに他ならない。

Rimg0013



コーナリング安定性を高め、ドライバビリティを向上させるこのエンジンレイアウトは、
ピュアスポーツカーの資質ともいえる最良の手段だ。
BRZ(86)は、スバル単独、トヨタ単独では生まれえない、唯一無二の産物だろう。

以前も書いたが
環境性や経済性が重視され、さらに若者の車離れが進んで久しいこの時代に、
スポーツカーを製造するという行為はメーカーのチャレンジ精神の表れであり、
その心意気は大いに賞賛されなくてはならない。

豊田章男社長は、一昨日の会見で以下のように述べている。
「世界中に日本のモノづくりが頑張っていることを示す切り込み隊長になってくれれば良い」

今後の日本の物づくりは、
このように新たな思想の出会いから新たな価値を創造していく、
勇気とチャレンジ精神をもって、世界市場で勝負できる商品を開発して行く必要がある。
そう、iPhoneやiPadのように。

続いて、スバルとの関係について以下のようにも述べている。
「単にトヨタの言うことを聞く会社ではない。
お客様、市場、そしてまた日本のモノづくりにとっても本当に両社が戦いあった結果、
いいものを出していくので期待してほしい」

未曾有の震災から1年が経過し、円高不況からも脱出しなくてはならない今こそ、
オールジャパンとしての有機的な連携を期待したい。

トヨタとスバルは、BRZ(86)という車でその手本を示してくれている。


ところで、
スバルとトヨタによる新たな価値の創出は、実はBRZ以前にも起きていた。
トレジア(TREZIA)という車がある。
現在、スバル唯一の5ナンバーサイズのコンパクトカーだ。

トレジアはラクティスのOEMといわれるが、
ラクティス後期モデルをスバル車、すなわちトレジアにするために、
約100名の開発要員をトヨタに出向させたと聞く。

スバルは、ラクティスをトレジアとして自信を持って販売するためには、
自分たちの思想を少しでも埋め込む必要があったのだろう。

そのメーカーの思想の違いは、CMに端的に表れていたように思う。

トレジアのCMは、玉山鉄二のによる「トップガン」さながらの演出。
一方、ラクティスのCMは、家族で使えるパッケージングをアピール。

走りを売りにするスバルに対して、パッケージングをセールスするトヨタ。
ここにメーカーのフィロソフィーの違いが浮き彫りになっている。

出会いは、有機化合物のように新たな価値を様々なカタチで創出していく。
それは、メーカーとユーザーというレベルでも同じことがいえる。

今回、
車検を半年後に控えたステラRSを、このトレジアに乗り越えることにした。

Rimg0026Rimg0030

カラーはステラと同じく、パールホワイト。
サイズ1.5Lモデルだ。


出会いは偶然のようであって、
実は自らが招きよせた「必然」であるのかもしれない・・・。
大事なことは、そこから何を生み出すかということ。

それは人と人の出会いにおいても同様だろう。

次回は、
このトレジアのグレード・仕様と初期モデファイ等について書きたい。

|

« 「スバル軽生産終了と出会いと別れ」 | トップページ | 「BRZに乗って感じたもの」 »

DIARY」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/413360/44508997

この記事へのトラックバック一覧です: 「次の出会いに期待するもの」:

« 「スバル軽生産終了と出会いと別れ」 | トップページ | 「BRZに乗って感じたもの」 »