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2012.06.04

「DIT(直噴ターボ)レガシィに乗って感じたもの」

入力と出力の間にあるものこそが、人間に期待される特殊回路といえる。

先日、現行D型のレガシィに2.0L直噴ターボが追加された。

直噴とツインスクロールターボにより400N・m、300PSを出力する。
このスペックは量産タイプレガシィにして最高スペックだろう。

当然ながら、STiの限定車であるレガシィS401をも超えている。
この最新のレガシィに試乗させていただいた。

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ちなみにDITとは、
Direct Injection Turbo(ダイレクト・インジェクション・ターボ)の略であって、
Do It TOYOTA !(トヨタのようであれ)では決してない(笑)

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さて、アクセルを少し踏み込めば、
トルクフルでたいへん乗りやすく上質な加速が現れる。
これは現行レガシィすべてに底流している印象だ。

ただ、今回注目したいのは他のラインナップとの差分。
つまり、どのような4気筒ターボの回路を埋め込んだかということ。

レガシィS401では、ツインターボシステムがそれを担っていた。
これまで同じ2.0L4気筒ターボに乗ってきた人間としては、
実はその辺がなんとも気になるのだった。


信号待ちでようやく前方が空いたので、徐にS#にしてみた。
ちなみに、Siドライブのスイッチはステアリングと一体化され、
BMWのようなクリックダイヤルではなくなった。

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ステアリングにつけておいたほうが操作性がいいという判断だろう。

個人的には、車を操っているという印象は、
センターコンソール側からくるものだと刷り込まれているため、
以前のダイヤルスイッチのほうが、位置も含め好みであった。

同様にして、パーキングスイッチがセンター側へきたことは喜ばしい。

さて、
同乗してくださった営業さんに、やはり「加速します!」とお断りしてから、
フルスロットルとまではいかないが、それなりに踏んでみた。

大型のボディを強大だがやはり上質なトルクでぐいぐい引っ張ってゆく。

その加速感は、極めて安定して紳士的なものであり、
ハラハラしそうな高揚感を醸し出すそれではない。

そこから、シフトダウンしながらハードブレーキングをすると
小気味良いブリッピングで減速・・・のようなことも、
当然ながらリニアトロニックCVTでは起こりえるはずもなかった。

入力に対する出力は「速い」といえるものに間違いないが、
加速も減速も、すべからく
「やさしく紳士的にスポーティ」な印象であった。

EyeSightが装着されれば、さらに「紳士的」となることは想像に堅くない。


車の好みは、異性への好みに近しいというが、
果たして現代のドライバーの好みを象徴しているのだろうか。

インパネモニターのオープニング画像が異質なスポーティ感を出していた。

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ちなみに、この2.0GT DITの価格設定であるが、

ワゴン:359万1000円 
    B4:343万3500円

別の意味で「紳士的」にハイスペックとなっている。


自動化や利便性の追求によって、「人車一体」と謳われたかつての感覚は
高価格化と相まってその質感を変えていくようだ。

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